安全・安心な球磨川流域の実現に向けて、国土交通省九州地方整備局と熊本県では「緑の流域治水」を推進しています。
山江村内では、熊本県が球磨川支川の河道掘削及び万江川での土砂・洪水対策等を実施しています。
河道掘削については、村内を含む県が管理している区間全体で、令和2年7月以降に約109万㎥(令和5年1月末時点)の土砂を掘削しました。引き続き、河道掘削を実施し、流下能力の確保に取り組んで参ります。
令和2年7月豪雨では、万江川において、上流域から大量の土砂や流木が流出し、下流域で土砂・洪水氾濫が発生して、甚大な被害が発生しました。そのため、県では、都道府県として全国初の土砂・洪水氾濫対策事業を進めています。
昨年10月には、学識経験者と山江村長、行政関係者(山江村、国、県)で構成する「万江川土砂・洪水氾濫対策検討委員会」を設置し、より効果的に事業が進められるよう、砂防、河川、治山の3事業が連携した対策等の検討を進めています。
今後は、委員会の検討内容を踏まえ、具体的な土砂・洪水氾濫対策計画を早期に取りまとめ、対策施設の設計や用地買収などを進めて参ります。
国土交通省では、熊本県が上下流のバランスを保ちつつ村内の対策を進められるよう、球磨川等の国が管理している下流区間において、河道掘削、宅地かさ上げ、引堤、遊水地等の対策を推進しています。
今後も、「緑の流域治水」による球磨川流域における「命と環境の両立」「令和2年7月豪雨からの復旧と創造的復興」「持続可能な発展」の実現に取り組んで参ります。
検討委員会 現地調査(R4.10月) 検討委員会(R5.2月)
【問い合わせ】
国土交通省八代河川国道事務所調査課 ☎0965(32)4135
熊本県土木部河川課 ☎096(333)2507
熊本県土木部砂防課 ☎096(333)2552
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