令和5年10月20日(金曜日)、NPO法人かちゃリンクやまえ主催による第16回復興むらづくりカフェが開催され、村内外から23名の参加がありました。
今回は、元熊本県職で林務行政に携わってこられた山口森義さんを講師に迎え、球磨村渡地区にあるご自宅で森林をテーマにお話しいただきました。
令和2年7月豪雨災害で甚大な被害を被った球磨村渡地区ですが、山口さんのご自宅も完全に水没してしまいました。
そのような中、500人を超すボランティアの人たちの支援により家は見事に再建。「起こったことは最悪だけど、出会ったことは最高」という言葉を胸に秘めながら、ボランティアの人たちに囲まれて復旧・復興に汗を流されました。その際に、「和みの部屋」と名付け開放されたスペースは、地域の人たちとのコミュニケーションの場となっており、肩を触れ合いながら絆を築かれてきました。
山が崩れ、大量の木材が流出した今回の災害は、森林科学の専門家が森の中に入り、原因を分析をしていくことこそが重要だと山口さんは言います。過去には、「知事への直行便」という制度を通して、自らの考え方を示した書簡を送られるなど、森林の大切さに目を向けて頂きたいと訴えられました。
また、木材は燃料として使用される外、バイオマス発電などに大量に使われており、「森は再生可能な資源であり、循環できる宝である」とも語られました。
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